工学部・青木教授が永井科学技術財団賞「技術賞」を受賞
工学部の青木教授が,第34回永井科学技術財団賞「技術賞」(公益財団法人・永井科学技術財団 助成事業)を受賞した.
この賞は,研究機関や企業が実施するプラクティカルな技術開発のうち,素形材分野と他の分野との融合を図り顕著な成果を挙げた,オリジナリティのある技術開発テーマの開発者に対し,当該技術の産業界への貢献を期待して贈呈される.
受賞技術である「人に学ぶ素形材の外観検査自動化技術-傷の気付きアルゴリズム―」は,2011年頃より継続して実施されている,青木教授と同学部輿水教授,トヨタ自動車との産学共同研究から得られた技術である.これまで自動化が困難とされていた機械部品や電子部品等の外観検査において,広く適用可能な画像検査アルゴリズムを提案し,不明瞭なキズ・欠陥の検出を可能とした独創的,画期的な研究成果である.
この研究に関しては,2012年,2014年のビジョン技術の実利用ワークショップ・優秀論文賞「小田原賞」の受賞,2016年の精密工学会技術賞の受賞など,多数の賞を受賞している. 関連する論文や特許も多数出されており,多くの企業から注目を受け,この研究を基礎にした産学連携による共同研究も活発に実施されている.既に現場導入の実績もあり,社会・産業界に大きく貢献している.
3月2日,ホテルオークラレストランにて贈賞式が行われた.
授与の様子
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表彰楯
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